ゲーム人生

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ヒカルの碁ほど人を熱くさせてくれるアニメはない

ヒカルの碁 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

囲碁のルールもいまいち理解していない囲碁初心者の僕は、ヒカルの碁のアニメに関しては誰よりも見ているという自負があります。昨日も暇つぶしにヒカルの碁のアニメのプロ試験編30話から40話を全部見てしまった。といっている今もヒカルの碁の42話を記事をかきながらみているのはいうまでもない。そのせいか、ヒカルの碁のあらすじに関しては、wikipediaをみなくてもほとんどわかる。

囲碁をやらないけど、囲碁をやっている人よりもヒカルの碁のアニメを見ている僕。そんな僕が大人になっても記憶に残っているアニメの名シーンがあります。

そのシーンとは、ヒカルがSAIがいなくなってから囲碁を打たなくなってしまい、プロの碁打ちをやめようとしているときに、イスミさんがヒカルの家に来てヒカルと一局だけ囲碁を打つことになります。ヒカルがイスミさんと碁をうっているときに、どこを探してもSAIはいなかったけど、ここ〔囲碁の盤面〕にSAIがいたと気づくところ。

このシーンについて深く語っていきますね。

ヒカルの碁とはどんなアニメなんだよ?

ヒカルの碁は2000年頃に週刊少年ジャンプでも連載されていましたし、アニメでも放送されていたので、誰しもが知っている作品。ヒカルの碁のアニメを見ると俺もプロの棋士になりたいと思った人も多いのではないでしょうか?もちろん僕もプロの棋士になりたいと思った一人ですが、囲碁のルールすら知りません。ヒカルの碁とはそんな囲碁のルールを知らない人でも夢中になって楽しめる作品なのです。

ヒカルの碁とは天才的な囲碁センスを持つ進藤ヒカルがSAIという囲碁の棋士の霊との出会いをきっかけに囲碁のプロを目指す作品。

進藤ヒカルはたった一年で、囲碁部の連中を圧倒して院生〔プロの囲碁棋士を目指す〕になります。その後、ヒカルはプロ試験にも合格するも、囲碁の師匠であるSAIが目の前から消えてしまいます。ヒカルはSAIを失ったショックで、俺が囲碁を打ちたいと思っちゃいけないんだと思い始め、プロの手合いをサボり始める。人生を迷走しているヒカルはイスミさんと囲碁を打つことで、囲碁を打ちたいと思っちゃいけないという悩みが吹っ切れて、プロ棋士の手合いに復活。その後、プロ棋士に復帰したヒカルは、北斗杯の予選を勝ち抜き、日本代表に内定。北斗杯の決勝では、韓国の主将に半目差で敗北。

こんな流れで物語が進行していくんですが、一番ヒカルの碁がヒートアップするのはプロ試験編なので、熱いバトルを見たい人はプロ試験編から見てみるのがおすすめです。

ヒカルとsai.

主人公のヒカルは打倒塔矢アキラを目標にして、毎日SAIと囲碁を打ち、囲碁の棋力を短期間で上昇させていきます。

ヒカルは囲碁で飯をくいたいから囲碁を頑張るのではなく、塔矢アキラに追いつきたいから誰よりも囲碁に本気になる。こんな塔矢アキラにまけたくないという気持ちで必死で囲碁に向き合っているヒカルをみていると、自分も本気で生きなければと思わせてくれます。

そんなヒカルの囲碁の棋力をアップさせるために、誰よりも尽力してくれたのが、ヒカルに取り付いたSAIだったりします。

SAIとはヒカルにとりついた至上最強の霊。

SAIは最初は自分が神の一手を極めるためにヒカルの元に現れたと思っていましたが、途中からは自分はヒカルを神の一手を極めるものとして育てる存在として神が私をヒカルと出会わせてくれたのだと悟ります。そんなSAIの心情の変化をしっかりと描いているのもヒカルの碁という漫画の魅力だったりします。

イスミさんの遠回り感。

イスミさんは、院生の中で一番の棋力をもちながら、メンタルの問題で、プロ試験に不合格。その豆腐メンタルを克服するためにイスミさんは中国棋院に行き、中国のプロ棋士たちにもまれる。中国のプロ棋士にもまれたイスミさんはメンタル面で大きく成長し、プロ試験にも合格。

イスミさんのように、何度も挫折しても、諦めないでやり続けることは大事。諦めないでやり続けているうちに自分の弱点を克服することに成功し、いずれ大きな成果を得ることができる。

イスミさんとヒカル

イスミさんはプロ試験でヒカルとの対局のときに打ち直しという反則を犯してしまい、ヒカルに反則負け。その反則負けがメンタルに響いて、イスミさんはプロ試験の負けを増やしてしまう。ヒカルも同様に、反則勝ちという勝ち方に違和感を覚えてしまい、その違和感がメンタルに影響してプロ試験の負けを積み重ねる。ヒカルとイスミさんはメンタルが打たれ弱いという共通点があるのです。

ヒカルはSAIがいなくなったことが原因で、囲碁を打たなくなってしまうほどのメンタルの弱さ。そんなメンタルが弱いヒカルを中国でメンタル強化したイスミさんが囲碁の対局を通じて立ち直らせるシーンはヒカルの碁のベスト場面。

イスミさんの自分の友人が人生のどん底にいるときに、囲碁を通じて立ち直らせてあげようとする姿勢がかっこよすぎる。こんな誰かのために人肌ぬげる男になりたいと本気で思ってしまいます。

もうひとつ思うのは、人生というのは最初からうまくいかなくて当たり前で、失敗してうまくいかなくて壁にぶち当たるから成長できるのではないだろうか。

イスミさんの中国棋院編も好き。

イスミさんが自分のメンタルの弱さを克服するために、中国棋院に修行に行く回が自分は好き。なんで好きなのかについては、自分の弱点を克服するために、中国という異国の土地に修行しに行くイスミさんの行動力に憧れるから。ついでに中国編の流れについても軽くかいていきたい。

イスミさんは中国棋院で最初に子供のプロ棋士趙石と対局するが、趙石に敗北してしまう。そこでイスミさんは、子供に負けたくないという気持ちを持つ。


イスミさんは中国棋院に行ってからも、メンタルをコントロールできずに、楽平という子供のプロ棋士に負ける。その楽平にイスミくんなんてたいしたことないといわれてしまう。

その後、中国のプロ棋士8段の楊海に指導をしてもらうことで、メンタルのコントロールがうまくなる。メンタル面を強化したイスミさんは楽平にリベンジして見事勝利。楽平はイスミさんに敗北したことで、囲碁に本気で取り組むようになる。

まとめ、

中国棋院の12歳のプロ棋士は日本のプロ棋士よりもはるかに強い実力を有しており、そこらへんにいる普通の17歳くらいの棋士でも日本の九段クラスの実力を有している。後、中国では、30歳を越えてくると若手棋士に引き摺り下ろされてしまい、トップの座を維持することができない。
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さいごに、

ヒカルの碁は歴代のジャンプ漫画で一番面白いんじゃないのかというくらい中身が濃い作品になっているので、中身が濃い漫画を読みたいという人におすすめ。

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