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FXにおけるトレードルールについて

ザイFX! ×西原宏一が教える FXトレード戦略 超入門

FXトレードで何年も生き残るには、長期間の収支が+になるトレードルールを確立させることがとても大事になってきますが、人は損を認めることや自分の感情を抑えつけることがとても苦手なため、きちんとトレードルールを守ってトレードをしている人は数えるほどしかいない。
この事実があるので、自分で感情のコントロールが下手くそだなと思う人はFXトレードに手を出してはいけない。

感情のコントロールが下手くそな人がFXトレードで利益を出していくには、少額資金で、自分のトレードルールを作って、ひたすらFXトレードを繰り返していくしかない。そして、少額資金で利益がでたら、ある程度でかい資金で自分のトレードルールを利用して、FXトレードをしていこう。ここでの注意点は、損切りと利益確定をスムーズに行うためにも、FXトレード時に扱うお金は余剰資金で行う。

トレードルールを守るということは、エントリーポイントも勝てるが確信がモテるところでのみエントリーする+OOPIPSに到達したら大きな欲をかかずにきちんと利益確定を行う+自分の損益許容範囲を超えたら、容赦なく損切りを行う+疲れたと思ったら無理にトレードを行わないの4つ。この4つを守ろうと思っても、欲を抑えることができずにトレードルールを破ってしまうので、トレードルールを守り続けてトレードするのは難しい。

トレードルールを破って痛い目にあえば、トレードルールを破ったらいけないということが身を持ってわかり、痛い目にあっているうちに、トレードルールをきちんと守ってFXトレードを行うようになる。例外もあり、いくら痛い目にあっても、トレードルールを守らずにFXトレードを繰り返してしまう人も存在します。こういう同じミスを繰り返してしまう人はFXトレードには向いていないので、FXをきっぱりと辞めよう。今回はFXにおけるトレードルールをテーマに記事を書いていきます。

スキャルピングをする人向けのトレードルールについて。

数分から数時間ポジションを保有して、利益確定と損切りを繰り返すトレード手法であるスキャルピングを行う場合のトレードルールは、自分の予想と逆に為替レートが動いたら即損切り+悪い予感がしたら損切り+トレード前に利確ラインを決めておく+大きく為替レートが動く可能性がある経済指標の前はノーポジで待機+根拠がないときは様子見して、根拠があるときだけポジる。

1.自分の予想とは逆に為替レートが動いたら損切り。

自分の予想とは逆に為替レートが動いた時点で、自分がエントリーした場所を間違えたということなので、損益額が小さいうちにとっとと損切りをしましょう。

2.悪い予感がしたら損切り。

このポジションを持ち続けたら、含み損が大きくなること間違いなしと思ったら、自分の迷いを全て捨てて、損切りを実行しよう。

3.トレード前に利確ラインを決定しておく。

スキャルピングは数PIPSの利益確定を何度も行うゲームであり、利益確定ラインの決定があいまいだと、利確が最高のポイントでできず、利益がなかなか積み上がっていきません。

4.リスクが高い指標前はノーポジ。

経済指標は為替レートが大きく動く材料になるので、損したくない人は経済指標前後ではノーポジが正解。逆に、大きく儲けたい人はリスクを取って経済指標前後に、エントリーしていきましょう。

5.根拠がないときは様子見。

根拠がないときにエントリーすると勝率が5割ほどに下がってしまうので、根拠がないときにエントリーするのは辞めておきましょう。

デイトレード時のトレードルールについて。

1日ポジションを保有して利益確定と損切りを繰り替えていくデイトレードを行うときのトレードルールは、予想を外してしまい、大きな含み損を抱えることも考えてレバレッジを低めに設定しておく+順張りで攻めるのか、逆張りで攻めるのかを固定しておく+基本的にはスキャ狙いのトレードはしない+損切り幅は15PIPSから20PIPに固定+利益確定幅は20PIPS以上+トレードしない日もつくる。

1.予想を外して大きな含み損を抱えることも考えてレバレッジを低めに設定しておく。

ハイレバレッジトレード時に、自分のトレード予想が外れてしまうと、自分の予想を遥かに上回る大きな損益を被ってしまうことも少なくありません。それに対して、低レバレッジの場合は、自分のトレード予想が外れてしまっても、自分が許容できる内の損益に限定することが可能。

2.順張りで攻めるのか、逆張りで攻めるのかを固定しておく。

トレードが下手くそな人は、流れに乗るだけでいい順張りトレードでせめよう。逆に、相場観が抜群な人は、大きな利益を得ることが可能な逆張りトレードで攻めよう。

3.デイトレードなので、一度のトレード利益は最低でも20PIPS以上。

デイトレードなので、損切り幅もそこそこでかいため、利益を出そうと思うのならば、利益確定幅を大きめに設定しておかないと利益を生み出すことができません。

4.スキャルピングはしない。

デイトレードをすると決めた日は、スキャルピングはしないでデイトレードに徹する。

5.損切り幅は15PIPSから20PIPに固定。

含み損が15PIPSを超えるということは、自分のエントリーした場所が完全に間違っていたことなので、自分の負けを認めて、見込みがないポジションをとっと損切りしよう。

6.FXトレードをしない日も作る。

毎日FXトレードばかりしていると、精神的な疲労がとてつもないことになり、FXトレードのパフォーマンスの低下を引き起こすので、トレードをしない日を作って、精神的な疲労を取り除くことも重要。

スイングトレード時のトレードルールについて。

何ヶ月もポジションを保有していくというスイングトレード行うときのトレードルールは、最悪の事態を想定してレバレッジを下げる+損切り幅は100PIPSに設定+利益確定幅は500PIPS以上になるまで、ポジションをアホールドする。

1.最悪の事態を想定してレバレッジを下げる。

超短期間に20円逆行しても、痛くも痒くもないと思えるほどの低レバレッジでトレードをすることで、為替相場から退場する確率をグ~ンと上昇させることが可能になる。

2.損切り幅は100PIPSに設定。

スイングトレードで100PIPSも含み損を抱えてしまうということは、自分の相場観が完全に間違っていたということなので、100PIPSの含み損抱えたら、容赦なく損切りを行いましょう。



3.利益確定幅を500PIPSに設定。

スイングトレードの利益確定幅を500PIPS以上に設定して、損切りを100PIPSに設定すれば、損小利大のトレードを行うことができ、FXのトレード収支が+になります。

自分の行っているトレードルールについて。

1.精神的に鬱っぽいときは、FXトレードはしない。

会社で嫌なことがあったり、人間関係が上手く行かず鬱っぽいときは、冷静な判断ができないので、FXトレード事態をするのを辞めよう。こういうメンタルの状態が悪いときに、無理にFXトレードをすると、ポジるべき場所ではないところでエントリーしてしまい、大きな損を被ってしまいます。

2.損切り幅は、3PIPSから20PIPSの間で行う。

これはもう見込みがないと思えば、3PIPSの含み損時に損切りをするし、最大でも20PIPSの含み損時に損切りするようにする。このように、きちんと損切りラインを決めておけば、大きな為替変動に巻き込まれて、数百PIPSもの損益を被るという事態を回避する。

3.自分のこれはやばいなという感覚があったら、迷わずポジションを利確、損切りを行う。

このポジションを長期で保有していたら、損益を被るかもしれないと思ったら、利益が出ているポジションも利確して撤退、微々たる損益が出ているポジションも早めに損切りをする。

4.利益確定幅はポジる前にきちんと決めておく。

利益確定幅をポジションを取る前にキチンと決めておくことで、きちんと利益確定することができ、含み益が含み損に変わるという最悪の事態を防止することが可能になる。

5.ポンド円南アフリカランド円、CFD商品はいじらない。

ポンド円南アフリカランド円、CFD商品は値動きを的中させることは、ユーロ円やドル円に比べると、かなり難しいので、極力ポンド円南アフリカランド円、CFD商品はいじらないことにしている。

6.FOMC、雇用統計には極力参加しない。

FOMC、雇用統計で予想を外すと大きな損益に繋がるので、極力参加しないと決めている。
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最後に、

トレードルールを守って、FXトレードをしていきましょう。